コブクロの小さくない方

ゼルダ、ポケモン、ゲームについて

時のオカリナ記12

いよいよガノンドロフとのラストバトルへ向けていざハイラル城へ、
その前に前回ゼルダ姫から光の矢を受け取ったのだが、弓矢の欄の炎の矢と光の矢の間にまだ1つスペースがあるのでその部分の矢を入手するためゲルドの砦に寄り道する。ゲルドの修練所をまだクリアしていなかったので奥まで進んでいくとそこにはゲルドの宝である氷の矢があった。もっと早くこの矢を手に入れることもできたのにこのアイテムが無くても謎解きやバトルで詰まるところはなかったので必須アイテムというわけではなさそう。これで全てのアイテムを入手しこのゲームも大詰めなのだなと実感した。寄り道を終えハイラル城へ向かうとそこは禍々しい雰囲気の何もかもが変わり果てたフィールドになっていた。城の名前もガノン城となっている。荒廃した大地と城は分断されていて奈落にはマグマがある、城の方の崖へと進むと賢者たちが城へ入れるように橋をかけてくれた。そうしてガノン城の中に入ると中央に塔があり、その塔にガノンがいるというが、結界が張り巡らされていて入れなくなっている。そこで結界を解くために賢者と同じ属性のステージを6つ攻略する必要があるので進めていく。6つともステージとしてのボリュームは少なく、ブレワイの祠のような感覚で攻略していけた。途中のステージで金のグローブを入手し巨大なブロックを退かせることができるようになると、ガノン城の前の荒野で同じような巨大ブロックがあったのを思い出し、とりあえず戻ってその場所へ。ブロックをどかすとそこには大妖精の泉があり、妖精の加護により防御力が2倍に!これはかなり強い効果を得られたと思ったが、ガノン城はそれだけ難しいということなのだろうか?

引き返して城の結界をとくためまたステージに戻り全ての結界を解き、いよいよ塔に乗り込む。内部はスタルフォスやアイアンナックなど今までの中ボスたちが出てきたが、ここまでこのゲームをやっているともはやこれらの敵はとるにたらず、防御力が上がったこともあって余裕で倒せた、強くなっている実感が得られて気持ちよかった。そうして進んでいくと、いよいよボスの鍵を手に入れ、ガノンドロフの待つ部屋へ。中に入るとそこにはエレクトーン?オルガン?を弾くガノンドロフの姿が…やっぱり僕のイメージしていたものと違ってかなり育ちが良いご様子のガノンさん。力のトライフォースだけではなく残る2つ、リンクの持つ勇気とゼルダ姫のもつ知恵のトライフォースをを手に入れようと襲いかかってくる。ガノンは魔法で足場を破壊してくるのだが最初はどう立ち回れば良いのかわからず何度も足場から落下しその度に下の階から登るというのを繰り返した。そのうちガノンから距離をとるとこちらに向けて魔法を放ってくるのでそれを撃ち返すという森の神殿のファントムガノン戦と同じ展開に。ラリーに勝ってガノンを怯ませたはいいが、ダメージが入ってる感じはない。何度もラリーを繰り返しても一向に倒れる気配すらない。そのうち怯んだところで光の矢を撃てばノックダウンして剣で攻撃するチャンスが生まれることに気がついたのだが、既にバトル開始直後に光の矢を何度も射っていて魔力ゲージが全くない状態になっていて攻略法に気がついたときにはもう手遅れの状態だったので泣く泣くゲームオーバーになってしまった。気を引き締め直してテイク2、今度は倒し方をわかっているので速攻で倒しに行く。前回は戦い方がわからず狼狽していたときに足場を壊されまくって相手にハメられのような状態になって(足場が壊されすぎて落下して下から塔に登ったところを攻撃されまた落下の繰り返し)かなり戦いづらかったので今回はすぐラリーへと持ち込む、すると今度はかなり優位になり呆気なくすぐに倒せた。ガノンを倒すと舞台は城の屋上に移り、ゼルダ姫は解放されて自由の身に。しかし、道連れを企むガノンドロフの最後の力により城を崩壊させられてしまい、ゼルダ姫と共に急いで城から脱出することになる。ゼルダ姫についていき3分以内の時間制限のもと進んでいく。時間内に城を脱出して一同が安堵していると、崩壊した城の残骸からなにか物音がするので近づくとやはりあれで終わるわけもなく、獣と化したガノンが現れた。更にガノンの攻撃によりマスターソードが弾き飛ばされ使えなくなってしまう。今度こそ本当にラストバトルということで気合を入れる。どうやらガノンは光の弓矢を頭部に打ち込んでから尻尾を攻撃するとダメージを与えられるようだ。それを何度も繰り返すとフィールドが変化して吹き飛ばされたマスターソードを取り戻せるようになる。せっかくなのでマスターソードを使って戦う、攻略法がすぐわかったのは良いのだがしばらくするとまた魔法ゲージが切れて光の矢が使えなくなってしまう…そこでヤケクソでデクの実を投げつけると、なんと目くらましになるらしくガノンが怯んだ!その隙きを突いて後ろ側に回り込み攻撃するとガノンがついに倒れこむ、その間にゼルダ姫が封印の力?のような光線でガノンを抑え込み、後は剣でトドメをさすだけという展開に。せっかくなので最後の一撃は回転斬りをお見舞いした。するとゼルダ姫の魔法に呼応した6賢者達のちからによって遂にガノンを封印することに成功する。封印される最中のガノンゼルダ姫や賢者たち、リンクに対して封印が解けたら一族を根絶やしにしてやるといった恨み言を残していった。力のトライフォースは未だガノンの手にあるらしく、トライフォースごと封印した形なのだろうか?

こうしてハイラルの危機は去った。場面は青空?のような精神世界に飛ばされゼルダ姫がリンクに対しガノンが闇の世界に封印されたことやこれまでの経緯などを話し、争いに巻き込んでしまった罪悪感を感じているらしくリンクに詫びるためマスターソードを眠りにつかせ時の扉を閉ざすことでリンクを7年前の世界に戻すという。ただしもう時間を旅することはできなくなるようでもうこの世界へ戻ることはできなくなる様子だ。ゼルダ姫が時のオカリナを渡すように要求する、どうやらゼルダ姫も賢者になったことで、時のオカリナを使ってリンクを元の世界に返すという能力を得たようだ。名残惜しいがオカリナを返すと、ゼルダ姫は「ハイラルに平和が戻るとき、それが私達の別れのときなのですね」と告げる。このセリフかなり感動的で刺さってしまった…。そうしてゼルダ姫はオカリナを演奏し(ゼルダの子守唄)リンクを元の世界へと返して永遠の別れとなった。

そうしてスタッフロールが流れてエンディングに。ハイラルの人々が宴?をしている映像が流れたが、これはガノンの支配が終わったことを祝っているのだろうか、ハイリア人ゲルド族、ゾーラ族はまだしも森でしか生きられないはずのコキリ族まで参加しているためこれは実際に行われた宴というよりかは、人々の喜びなどの感情をイメージとして宴のように表現しているものだと解釈した。更に喜びで溢れる人々を尻目にキングゾーラとミドが悲しむ姿が、この2人にとって大事な存在がそれぞれ賢者となってしまったため帰らぬ存在になり悲しんでいるのだろう。すると空に流れ星のようなものが現れ、その先には賢者たちの姿が。場面は変わって冒険を終え7年前の時の神殿に帰還したリンク、ナビィは役目を終えたためか何も語らずにステンドグラスに向かって飛び立っていった。リンクもマスターソードを背にして神殿を後にする。

そうしてハイラル城の庭にいるゼルダ姫の元へ行ってエンド。ゼルダ姫は城の中のガノンを警戒するように見ている場面のようなので、初めてリンクと出会ったときの時空まで戻ったのだろう。今度はガノンに利用されないよう精霊石を集めないようにするのだろうか??でもそれでは直接的な解決にはならないような…

兎にも角にもこれで時のオカリナをなんとかクリア、いやぁ面白かった。エンディングは鳥肌立ちっぱなしになるくらい感動的だった…1998年に発売された64のゲームで2019年にこれだけ楽しめるとは思っていなかった。ゲーマー、ゼルダファンから未だに根強い支持を受けるのも納得の出来だった。アクションは今の時代のゲームと比べるとそこまで面白いものでもなかったが、ダンジョンに関してはブレスオブザワイルドと比べるとかなり複雑で難解で謎解き要素が色濃かったので苦戦はするが時間をかけて攻略したときの達成感はえげつなかった。ゲームにもだいぶ慣れてコツがわかってきた後半の闇の神殿と魂の神殿はかなり楽しかった。登場するキャラも主要人物から物語には関係しない一般の人々までみんな味付けが濃く、どれも印象に残りやすい。その中でもやはりサリアが一番好きなキャラかな、やっぱりあれだけ性格の良い描写があると好きになってしまう。ストーリーも王道でシンプルながら感動的で、最後のゼルダ姫との別れは本当に悲しかった。世界に危機的状況があるからこそリンクは時を旅して7年後の世界で人々と交流しゼルダ姫などと絆を紡いだわけで、平和になったら別れなくてはいけないという儚さ。これが本当に感慨深いものがあった。

というわけで時のオカリナをやり終えたわけだが今回このゲームをやってみて俄然ゼルダ熱が高まったのですぐに別の作品をやりたいが、ムジュラの仮面にするかトワイライトプリンセスにするかを迷い中…時系列的にはムジュラをやるべきなのだが、時オカ自体がかなり難しく感じたのにムジュラは更に難しいらしいので若干不安があるのが迷っている理由…どうなることやら…